キャッシュマネジメント

キャッシュプーリングとは

企業の財務部門の主な役割は「企業の資金を適切に管理すること」(キャッシュマネジメント)であり、それを効率的に実現するための仕組みが、キャッシュプーリングです。

キャッシュプーリングとは

キャッシュプーリングはグループで資金を共有し、資金融通を効率的に行うために導入がされます。

キャッシュプールというグループ共通の池に、参加者全員の資金を集約し、その資金を参加者全員が使えるようにすることで、無駄な銀行借入をなくし、利息負担を削減します。

子会社の資金を親会社に集約させるケースが多い

多くの場合、子会社の資金を親会社に集約するスキームで、キャッシュプーリングの導入がなされます。

連結子会社の持つ余剰資金を親会社に集約し、親会社が銀行借入を返済することで利息負担を軽減させることが主な狙いです。

また、親会社から“目の届きにくい”子会社に資金を置かず、親会社に集約してしまうことで、資金に関わる不正リスクを減らす狙いで導入する企業もあります。

インターカンパニーローンよりも簡単に、迅速に資金融通が可能

キャッシュプーリング未導入のケースで、子会社の資金を親会社に集約するにはインターカンパニーローン(親子ローン、小親ローン)もしくは配当などにより、資金を動かす必要がありますが、そのためには実務上、多くの手間や時間がかかります。

一方、キャッシュプーリングではより簡単で、迅速な資金融通が可能となります。インターカンパニーローンと違い、参加者での資金融通が迅速にできるため、グループの資金効率が劇的に改善できるのが大きな魅力です。

記事の全文はこちら・・・

https://note.mu/gnz8/n/nabe30992931a

キャッシュプーリングの記事

このような資金効率を向上するキャッシュプーリングについては、下記の流れで詳細を説明して行きます。

【目次】

第1回:キャッシュプーリングの仕組み①

第2回:キャッシュプーリングの仕組み②

第3回:キャッシュプーリングの仕組み③

第4回:キャッシュプーリングのスキームの選定①

第5回:キャッシュプーリングのスキームの選定②

第6回:キャッシュプーリングの銀行選定①

第7回:キャッシュプーリングの銀行選定②

第8回:キャッシュプーリングの銀行選定③

第9回:キャッシュプーリングの運営ガイドライン①

第10回:キャッシュプーリングの運営ガイドライン②

第11回:キャッシュプーリングの税務リスク

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